こないだ一冊本を読み終えた。
トルストイの「人生論」
祈りや科学を否定し、本当の人生を生きる事を説く。
彼の言う本当の人生とは理性の声に従い、
他人のために生きるような人生。
家族や恋人のための限られた愛ではない
憎しみを持った相手にも愛を持って接しろと
それこそが本来の愛であると。
特に彼の宗教に関する考えにはとても納得させられる。
トルストイは、仏陀やキリスト等
それぞれの宗教の教えはすばらしく
人生とは何かという疑問に答えていると言う。
しかし、そのようなすばらしい教えを
祈りや儀礼ばかりを重んじて
"宗教"としてしまった人間を彼は軽蔑する。
そしてそのようなすばらしい教えを
宗教であるという理由でないがしろにしてしまう学問も彼は軽蔑する。
その通りだと思う。
自分は宗教には属さないが
それぞれの宗教の教えには感心する。
ただしかし、自分をそれらの教えから遠ざけるのは
宗教の祈りや崇拝といった側面だ。
また、それらの宗教に属する人々が
キリストや、ムハンマドを崇拝するあまり
対立、戦争が起こっている。
大切なのは宗教そのものではない。
その根底にある教えの本質だ。